空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜







ロボット格納庫に続いてる
天井まで届く、ガラス窓は
木っ端みじんに砕けてて ―――






ヒザをついた、その巨体
覗き込む様に下げた頭部

ピカピカと、光を宿した目





左手で、砕けた窓枠を押さえ

真っ直ぐに差し出されている右手は
アイちゃんに覆いかぶさっている
ユウくんの、足元 ―――――









「 … おじいさんのロボットが


―――――… 動い た… 」









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