空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜





風圧と轟音に身を縮め
ふたたび目を開くと
もう、ロボットの姿はなくて
空を見上げると、鳥みたいな影が見えた



残ったのは 焚火の後とか
何かを燃やした後に嗅いだ
ケムリみたいなニオイと

『 射出成功 』に続く
色々な場所と連絡を取り合う
たくさんの、落ち着いた声





ボクの知ってる
オーケストラとか、ハデなBGMのない
思っていたより、とても静かな

戦争の始まりだった








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