空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜
・夏は夜 月の下の花嫁
「 ハザマさんっ! お帰りなさい!! 」
「 ――― アイちゃん!!! 」
地下基地の病室
銀色のドアが シュンと開くと
にこにこ笑うアイちゃんが
ボクの胸へと飛び込んで来た
「 起きていいのか?!
どこか痛くないか?! 」
「 うんっ!
夜になったら、すっかり楽になって…
それより、ハザマさんなんでしょう?!
――― 街にいたLostLoveの人たちを
こんなにたくさん助けてくれたの!! 」