空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜







パカリと剥かれた、平屋の天井


さんさんと降り注ぐ 夏の日差し


まるで、鍋のフタを開け
中の様子をうかがうみたいに

メタリックに光った、ふたつの眼が
首をかしげて上からジッと
部屋の中を のぞき込んでいた





軋む指が さしたのは空



「 ――… うん 行こう 」





ユウくんの キレイな横顔
空と、ロボットをあおいで微笑む



『 ハザマくん!!!! 』



テレビが突然ついて
画面には、駅長さんの 厳しい顔


『 これは双方で会話可能

"LostLove"が一斉に降下を始めた!

―― ロボットは、そこにいるか?! 』



「 …… 駅長さん! 」



『 無理だ!!
敵の数は、数十万を越えてる
そこにもすぐ ―――― 』






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