空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜
" なにを 言ってるの? "
アイちゃんの顔が
そんな疑問譜を浮かべた
表情に変わった
「 … だってさ
おまえきっと、色々な姿に
進化しながら生きて来たんだろ…? 」
アイちゃんは
紅い球体に両手を寄せ
ユウくんの言葉にうなずき
ユウくんも、球体越しのその手に
自分の手を重ねる
「 アイ
――― 俺たちは、キスもした、Hもした
後、残ってるのは
お前が、"俺のそばにいたい"って
"人間になりたい"
そう 思うことだけだ ――― 」