空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜
「 ハザマさんゴメンナサイ!!
お風呂、かりちゃいます!!
お水、ムダ使いしませんから!! 」
「 え?! あ… ちょっ
うちは井戸水あるから風呂はタップリ…
――― そうじゃないよ!!
そんな大喜びで…
話決まるのが早過ぎだって!!
体の事もあるし、
ご両親にお聞きしてから! 」
フトンに寝たままのユウくんが
大笑いする
「 …ハ、ハザマさんウケる
ど… どこの世界に
親にお伺い立ててからHする奴が 」
「 〜〜〜っ!!
… ま、まあ
そりゃそうだけどもさ… 」
「 … それに電話かけても
誰はもう、出ないと思う 」
「 ――― え
携帯機能は
臨時政府が復活させたはずだよ?!
人との繋がり…
それだけは最後まで諦めずに残そうって
だからボクも
ブログ開始出来たわけで…!! 」
するとユウくんはボクに
自分の携帯を渡して来た
「 … えと… なに? 」
「 それ
今日の宇宙船、搭乗者名簿
や行に載ってる名前、アイの両親だろ 」