空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜








――― 目の前が、真っ暗になった








「 … そ、


ああ、わかった! ご両親も… 」




「 "LostLove"になっていたら
船には乗れない


素で奴らは、アイを捨てたんだ
ハザマさんに 押し付けて 」





「 ――― そんな!!! 」





「 だから俺が最後まで
あいつを大切にしてやる


… 前から、好きだったし 」








ユウくんはTシャツを勢い良く脱いで
お風呂場へと向かう





「 〜〜〜〜〜、

も、もういいから!!
ただ、なるべく静かにね?!

ご近所さんは、おじいちゃんや
おばあちゃんばかりなんだ! 」





「 …刺激うけて、いいんじゃない? 」




「 ――― !!! 」








風呂へと向かう
ガラス格子の横から出した顔は
ニヤリと笑い、そして隠れた






…… い、今の子ってのは…!!!








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