空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜





夜の早い、この界隈


マサルさんも帰ってしまって
縁側には 月とボクとアサガオ



そして今日も
空から降って来た、チラシを拡げる




" 愛在る者達へ 船へ来たれ "



だいぶ紙質も悪くなって来た



船には居住空間があって
地球上と、
ほぼ変わぬ暮らしが出来るらしい





――― もし 出来る事なら

この二人を、船に乗せてやりたいと思う










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