空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜








何だか低い気がする、ボクの声




―― 当たり前だ

『俺』は、オトナだから






「 …例外として、俺達の居た街や

君達のいた、シンジュク

あんな風に
政府の管理が行き届た街ばかりじゃない


隣街まで行くのは、俺も初めてだ 」







「 … 何を急いでるの ハザマさん 」





「―― ユ、ユウくん!!ハザマさん!!」






突然アイちゃんが、線路の上を指差し
声を荒げて叫んだ









< 65 / 206 >

この作品をシェア

pagetop