空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜
何だか低い気がする、ボクの声
―― 当たり前だ
『俺』は、オトナだから
「 …例外として、俺達の居た街や
君達のいた、シンジュク
あんな風に
政府の管理が行き届た街ばかりじゃない
隣街まで行くのは、俺も初めてだ 」
「 … 何を急いでるの ハザマさん 」
「―― ユ、ユウくん!!ハザマさん!!」
突然アイちゃんが、線路の上を指差し
声を荒げて叫んだ
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