空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜
・ロボットじいちゃん
「 どっ…
どうしたっていうんだハザマくん!! 」
三人とも汗だくになって
やっとたどり着いたのは
茶飲み場と化している、駅長室
ドアを開くと全員がこちらを振り向き
一斉に皆、駆け寄って来てくれる
「 すみません!病人です!! 」
「 ――… こりゃいけねえや!
白目向いちまってら…
ちょいと待ってろよ!!
ヨッちゃん呼んでくら! 」
魚屋のグンジさんが、腕をまくりあげ
お医者さんの家へと走り
僕らと駅長さんは、ちゃぶ台を移動し
そのおじいさんを、寝かせる事にした