空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜
「 俺には、アイがいるから 」
「 だから!
そのアイちゃんとかいう子の為にも!」
「なんの確証もないやり方で
俺が死んだりしたら
アイが例え生き残ったとしても
――― アイの魂が死ぬ 」
「 …………っ!! 」
「 …それに俺
笑ってるアイがいない世界なんて
滅びたって構わない 」
「…ユウくん…」
「 話、すんだなら帰るよ
行こう アイ 」
「 ま、まってくれ…っっ!! 」
「 …まだ続くの?
…別に俺がいなくなって
船に乗った奴らがいるじゃん 」
「 …早く、早くせねば
あの『木』は…
今はまだ、亜空間と現実の間を
行ったり来たりして存在しておる
それを具現化して…
巨大ミサイルを撃ち込もうと
計画している輩がいるのじゃ!! 」
「 ―――… な、なんだって?! 」