空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜








―― キミがボクの記事を見るのは
消灯後の、皆 寝静まった時間







オレンジ色の夕方



今の時代に取り残されたみたいな
下町の景色






一度、 泊まりに来た友達が


"もう皆、船に移動し始めてるのに
こんな街が残ってる方がSFじみてる"





そんな事も言ってた






まだ 夏の空は、明るくて
"おやすみなさい"には、ちょっと早いけど





お豆腐屋さんの鳴らすラッパを
遠く聞きながら



ボクは、今日の更新を終えた





―― 明日はキミが、来る日です







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