空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜
「 …そうですけど なんすか 」
「 そう警戒しないでくれ
―――… 試すだけでいい
一度、このロボットに
乗ってみてくれないか 」
「 … だから ――――
自分で乗ればいいじゃないすか 」
「 …我々はもう年でね
加速、重力に耐えられない 」
「 ジーサンだけに
Gには耐えられないってこった! 」
自分で言ったギャグにウケて
笑いながら近づいて来る
作業着を着た、マサルさんの姿
「 …それに俺
"列車がPo〜!"くらいしか
操縦ゲーム、やった事ないし 」
「 心配いらねえよ
コイツはGさえ耐えられりゃ
誰にでも乗れるように出来てる
もっといや
ほぼいじる必要もないのさ
乗った途端に
これはオメエさんの体になる
だからと言って、機体が破損した時
同調して痛むペナルティも無い 」
「 ………――― 」