空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜
「 誰でも、乗れるんですよね?!
――― だったら、僕が乗ります!! 」
「 ハザマくん 」
「 さっきも言った通り
… 彼にはアイちゃんがいる
それに僕自身も、"大人"として
彼が危ない目に合うのは
やっぱり賛成できません!! 」
駅長さんは、しばらく考えていて
「 …とりあえず、今夜はもう遅い
機体の微調整もある
脳波だけ取らせてくれないか
ハザマくん、ユウくん 」
「 …ユウくん! 」
心配そうなアイちゃんの横へ
ヨッちゃん先生が歩いて来た
「 健康診断のような物だよ
あまり、心配しないで
ムリヤリなにかするつもりなら
とっくの昔に、やっているよ 」