空色新聞社 〜アイを叫ぶ15のボクら〜









聞き返したボクに
アイちゃんはそれ以上
なにも言わなかったし
ボクもそれ以上、なにも聞かない





検査が終わり
それぞれ個室が与えられ
二人はもちろん
一緒の部屋に入ると思っていたんだけど



窓の無い、ツルツルの壁に
四角いベット



なんとなく慣れない
その無機質な部屋の中へ
ユウくんとアイちゃんの二人も
ボクと一緒に入って来て
それが当たり前の様に、皆で眠った







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