そして天使は闇へ堕ちる
深く唇を重ね、ぬっと舌が唇をわって侵入してきた
舌と舌が絡み合うたびにリュリュカの身体の奥が疼く
嫌なはずなのに、リュリュカは抵抗する意志は全く無かった
と、いうよりもキスに翻弄されて考える力が失われていた
「そんなによかったか?」
気づけば唇は離れ、満足げな顔をしたゼロが視界いっぱいに入っていた
「まるで俺の腕の中から逃げたくないような顔をしているぞ」
「そんなことありませんっ!」
赤く染まる顔を手で覆い隠して、恥ずかしさを必死にこらえる
また唇を奪われた……
しかも全然抵抗しなかった
私って軽い女なのぉぉ!?
なんてことを思っていると、ゼロは乱暴にリュリュカの首元のリボンをほどいて首を露わにさせる
「へっ!?」
驚くリュリュカをよそに、ゼロは白い肌をしたリュリュカの首に舌を這わせていく