そして天使は闇へ堕ちる
「そうか!それは嬉しいぞ。今日の公務は早く終わるかもしれんな」
ニコニコと笑みを浮かべると、鼻歌を歌いながらあっという間に着替え終えてしまった
「では、行こうか」
リュリュカはさっと扉の前に立ち、神のために扉を開けてあげた
「どうぞ」
「ありがとうリュリュカ」
神が額に触れるだけのキスを贈ると、リュリュカは嬉しそうに微笑んだ
誰よりも大切な人からのキスは、リュリュカにとって最高の宝
「今日1日頼む」
「うん、がんばるわ」
リュリュカは満面な笑顔で神に応える
こうしてリュリュカの1日が始まるのだ