そして天使は闇へ堕ちる
「言ったけどそれとこれと何が関係あるのよ」
「これが俺の息抜きだ」
「は?」
「お前をいじると実に楽だ。落ち着く」
ゼロの発言にリュリュカの目は皿のように丸くなっていく
何を言ってるのこの悪魔は?
訝しげにゼロを見るリュリュカ
「……そんなのでリラックスできるわけないでしょ?」
「息抜きの仕方は人それぞれなんだろ?なら俺はお前をいじることが息抜きだ」
ゼロはリュリュカからカップを離させ、彼女の両の手を掴んだ
「時間はたっぷりある。じっくり聞かせてもらおうか?」
「!?」
その時リュリュカは深く後悔した
魔王に息抜きなんて言葉を教えるんじゃなかった、と―――……