そして天使は闇へ堕ちる
「まぁまぁ」
和やかな雰囲気でヴァイオレットが割って入って入る
そしてそっとゼロの前に空のティーカップを置くと
「では、何かあったらお呼びください」
そう言い残して出て行った
ゼロはヴァイオレットが出て行ったのを確認すると、
「入れろ」
空のカップをリュリュカへと突き出す
「……」
ゼロからの命令で、カップはわざと空になっている
リュリュカがつがないと飲もうとはしないのだ
リュリュカは呆れ顔でティーポットを手にし、カップに注いでいく
「今日は何をしてた?」
「本を少し読んでたわ。ここにあるのは天界にないのばかりだから、つい……」