そして天使は闇へ堕ちる
天使たちの行方
「あ、目が覚めた?」
まぶたを閉じても、差し込んでくる光をまぶしく感じたリュリュカは、まぶたを震わせて開いた
目を覚ましてすぐに、栗色の髪の少女が視界に入っていた
「えっと……」
どこかで見た顔だとリュリュカは思った
見たことある、でも直接会った記憶はない
戸惑っているリュリュカに、栗色の髪の少女はにっこりと微笑んだ
「……大丈夫?安心して。私はあなたの仲間よ?」
「仲間……」
「うん。私は天使だよ?」
少女はそう言うと、リュリュカを優しく見つめる