そして天使は闇へ堕ちる
「……魔王に手をあげるとは命知らずな」
「勝手にキスするからです!信じられない!」
リュリュカは唇を触れると、赤くなる頬を隠してゼロを睨みつける
ゼロは唇についた口紅を舐めると、リュリュカの髪を一房掴んで弄ぶ
「これは呪いだ。お前が俺を裏切らないためのな」
「呪い?」
「そうだ。俺を裏切れば、永遠にここから出られない。死んでもなお、この悪魔界から出られない」
「裏切るだなんて……。私は天使よ?神様の命令しか聞けないわ」