そして天使は闇へ堕ちる
「でも悔しいとか思ってないよ?確かに私は天使として不名誉なことをしたのかもしれない。けど今の方が自分らしく生きられるから好き。だから後悔してない」
「けど私は天界に帰るわ。私は後悔してる。絶対に帰ってみせるよ。このチョーカーをあなたの両親に渡すから!」
「……リュリュカ。ごめんね。そのことは忘れていいよ。もしかしたらリュリュカもここで幸せなるかもしれないから」
「わ、私は幸せになれないよ。私は天界に帰りたい」
「陛下は?リュリュカは陛下が嫌いなの?」
「嫌い。それにあの人も私が嫌いだよ。私に興味ないって言ってたもん」
「えっ、嘘でしょう?」
「本当だよ。昨日本人が言ってたから間違いないよ」