そして天使は闇へ堕ちる


「ついてくればいいって、少しくらいは教えてくれたっていいじゃない」

リュリュカはゼロの手を振りほどくが、力の反動でリュリュカは後ろに倒れてしまった


一生の恥!!


倒れる所を見られて恥ずかしいリュリュカは、赤くなる頬を隠して慌ただしく立ち上がる


「……な、何があるのか教えて……ください」


何事も無かったかのように振る舞えば、ゼロが鼻で笑ってリュリュカを見下ろす


「ふっ。なら黙ってついて来い。後で説明する」


ゼロはリュリュカの返答も聞かずに強引に彼女を連れ出す


その様子を見て、ニヤニヤしながら、面白そうなものが見れるかもと、ゾノもついて行った


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