オシャレな涙『私の気持ちに気付いて…』

第7章 小さな背中…… 私達の癒しの場所……

あれから三年の月日が流れ、私達は卒業式を迎える事となった…… 高校生活は色々ありすぎて、何だかあｯと言う間に終わってしまったような気がした……


「美優奈〜、美優奈〜、今日は絶対に遅刻できない日なんだから、さっさと起きなさいよｯ。」

私はまだ夢の中で、ママの声が届いていなかった…… すると………


「美、優、奈、ちゃ〜〜ん、さっさと起きないと、また頭グリグリされるわよｯ！！！！」


やっぱりママの怒鳴り声にはかなわないっちゅ〜の……… 一発で目が覚めてしまった…… せっかくいい夢見てたのに、ママのせいで悪夢に変わったじゃない…… もう最悪ぅ〜〜〜〜。


「ママの声がデカすぎて、耳がおかしくなるって…… もう二度寝はしないから、御心配なく。」


「はいはい…… じゃ〜さっさと着替えてリビングにいらっしゃいよｯ！！」


私はまだ時間に余裕があると思い、のんびり着替えていた…… ふと時間が気になり、目覚ましを見たら…… ヤ、ヤ、ヤバイじゃ〜〜〜ん！！！今日は大事な卒業式なのにぃ〜〜〜。


タッタタタタタタタタ……… イテッ！！私は急いで走ったせいで、また何もないとこで転んでしまった…… 一体私はどこまでドジなんだろうか……。