オシャレな涙『私の気持ちに気付いて…』
あの時、あのままお互いに何も話さず終わってしまったけど、今日から私と美麗の新たな闘いが始まるんだ…


『美麗、おはよう!!』

『… … …』

『ねぇ〜、聞こえてる!?あんたと私はもう友達なんだから、無視とかマジやめてよね…。』


『いつからあんたと私が友達になったって!?勝手に友達気取りにならないでよねッ!!』


『あッそ… それならそれで別にいいんだけど、あんたいずれ一人になるから、よ〜く覚えておいた方がいいかもね…。』


『何の事!?』


『さぁ〜ね、あんた自身が一番わかってるでしょ。』

美麗の表情が、少し変わってきた…


私は、けして美麗に優しくなんかしない… それにはちゃんと、理由があるから…


プライドの高い美麗に優しくなんかしたら、美麗の心は汚れていくだけ…
美麗を優しく包んであげなければならないのは、稟子が一番でなきゃいけないの。


稟子がモンスターでいる限り、美麗は本当の自分と向き合う事ができないから…
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