オシャレな涙『私の気持ちに気付いて…』
『美優奈、早く起きなさい!!もう6時だよッ。』

『はいはい、今起きますよッ!!』


私達家族三人は、久しぶりに朝ご飯を一緒に食べた…… なんか小さな幸せ感じるなぁ……


『行ってきまぁ〜す!!』


そうだ!!今日は7時に美麗と里沙と待ち合わせしてるんだった…… どんな彼氏を連れてくるのか楽しみッ!!


『美優奈〜〜、こっちこっち!!』


私は目を疑った…… 里沙の彼氏は、そこそこイケメンだけど、美麗の彼氏はあれなの!?ちょいポチャ眼鏡で、なんだかオタクっぽいんだけど……… 二人共イケメン彼氏だって言ってたのに……。


『あッ、おはよう。初めまして、美優奈です!!ところで、皆は何処で知り合ったの!?』


里沙の彼氏が答えてくれた……


『俺達、神崎の紹介で知り合ったんだよなッ。』


『あッ、うん…… 神崎君がね、美優奈との付き合いを応援してくれるなら、いい男を紹介してやるって言ってくれたから、あんたには悪いと思ったんだけど、美優奈の家教えちゃったんだ…… ごめん。』


えッ……!?家も何回か引越してるから、聖矢が知ってるなんて、おかしいと思ってたけど、里沙が教えちゃったの……


『もう〜いいよッ。どうせ私と聖矢は幼なじみだったし、昔からママとも仲良かったから………。』


『勝手な事してマジごめん……。』


何回も謝られると、なんかイライラしてきた。


『それより、美麗と彼氏さんは何処で知り合ったの!?』


美麗の彼氏が答えてくれると思ったけど、何も喋ってくれない……


『うちらはね、ネットCafeで知り合ったの。頻繁に通ってたら仲良くなって、自然に付き合うようになったんだ!!まぁ〜、見た目より中身がイケメンだったって事だよッ。』

そっか……… それなら納得かなッ。
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