秘密な彼氏
ニッと、隆志が笑った。

「よくできました」

「――ッ、あっ…!」

隆志の灼熱が、私の中に入ってくる。

「――んあっ、ダメ…」

ズンと、つきあげてくるそれに震えることしかできない。

「――ッ、あやめ…」

隆志の顔から、だんだんと余裕がなくなって行く。

「――んっ、隆志…」

好き。

隆志が、好き。

好きだから、好き。

心の中で私は何度も呟いた。


時間はすっかり夕方になっていた。

ベッドのうえで疲れを癒やしていたその時だった。

ピンポーン
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