秘密な彼氏
「処理して」

そう言った隆志に、
「――はい?」

私は聞き返した。

そんな風に聞こえたと言うことは、私の耳が悪くなったと言うことなのだろうか?

しかし、耳はとてもいい方だ。

月に1回の耳掃除は今まで欠かしたことはない。

隆志は甘い笑顔を浮かべ、
「朝から勃っちゃった~」

耳がとてもいいことを恨んだ。

って、
「な、何を言ってんのよ!」

私は後退りをした。

「だって~」

だっても勝手もクソもあるか!

「あやめが巨乳なのがいけないんだもん」

…何でですか?
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