秘密な彼氏
「だから責任とって」

隆志はそう言って、ニーッと歯を見せて笑った。

…すみません、わかってるんだったら確信犯ですよ?

私があなたのその甘い笑顔に弱いことをご存じだって言うことを前提で、そんな顔をしているんですよね?

「…出したら、終わりだからね?」

そう言った私に、
「ヘヘ、よろしく~」

隆志がヘヘッと笑った。

何がよろしくよ。

朝から性欲処理されるこっちの身にもなってよ。

私がベッドのうえに座ったのと同時に、隆志も座った。

どうぞと言うように、隆志が脚を広げた。
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