秘密な彼氏
時間は朝の8時をとっくに過ぎていた。

早く起きて学校に行く準備をしなくっちゃ!

でないと、また遅刻しちゃう!

今月で遅刻は4回目だ。

5回目も遅刻をしてしまったら、反省文を書かされちゃう!

早く制服に着替えないと!

そう思ってベッドから出ようとしたら、手をつかまれた。

「――きゃっ…!」

グイッと引き寄せられたかと思ったら、
「おはよう」

ニコッと、隆志が笑った。

「お、おはよう…」

あいさつを返した…じゃなくて!
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