秘密な彼氏
早速俺はあやめの躰に舌をはわせて、ジャムを丁寧になめとった。

「――あっ…やっ…」

あやめの甘い声が、俺をおかしくさせた。

ジャムの甘い匂いも、俺をおかしくさせる余計な薬にしかならない。

ビクビクと震える躰が、俺の中の理性を少しずつ消して行く。

舌が内股に差しかかった瞬間、あやめの躰がビクッと大きく震えた。

あやめは、たぶん知らないだろう。

ここに、“俺のもの”って言う跡がたくさんあることに。

俺しか知らない場所。

俺しか触れない場所。

ジャムをなめとった後、こっそりとまた跡を1つつけた。

内股から、あやめを見あげる。
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