結婚式3時間の為の男選び
「あっ真奈美、ごめん。
私、今から出勤だから、
また明日かけなおすね。
ばいば~い。」



恵理は一方的に電話を切り、
颯爽と歩いた。


『(あ~スッキリした!)』


いつものマシンガントークに、
一方的な切り方をしている
自分を振り返り、
一人失笑。
少し反省する。


『(真奈美ごめん・・・)』


と、友達の大切さを痛感しながら、
恵理はネオン街の一角を曲がり、
雑居ビルの一室に入った。
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