ただ、それだけで

「オレ、カズマね。よろしく!ユイちゃんかぁ~可愛いね~。お兄さん食べちゃいたい」


黒縁メガネのカズマさんの言葉にギョッとしてると


「カズマ、うるさいよっ」


ミズホ先輩に怒られて「ミズホのケチ~」っていじけたフリをしていた。


そんな様子を気にする事なく、廊下側入り口付近に座っている女性が


「ユイちゃん、はじめまして。リサです。よろしくね」


ニコッと微笑むリサさんは清楚な感じの美人さんだった。

ぺこりと頭を下げると、

リサさんの隣の明るめの茶髪の短髪をツンツンと立たせた男性が


「オレはカイトで、コイツはユウキ。ユイちゃん、よろしくね」


と、カイトさんはニッコリ笑って、隣に座っているユウキさんを親指で指して紹介した。

アッシュブラウンの柔らかそうな長めの髪を自然に後ろに流したユウキさんも「よろしく」っと微笑んでくれた。


2人にぺこりと頭を下げると


「で、オレがタクヤ。よろしく」


隣のダークブラウンの長めの髪のタクヤさんがチラリと私に視線を向け挨拶してくれた。




「自己紹介が終わったみたいだし、ユイ、何飲む?とりあえず、ビールでいい?」


ミズホ先輩に頷くと丁度、店員さんがお通しを持って来てくれた。


改めて見渡すと、ミズホ先輩もそうだけど、みんなオシャレで、"類は友を呼ぶんだな"なんて思った。



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