大切な君へ





「晴海さんどういう事ですか?」


あ、晴海っていうのは和菓子のお母さんです。


「実は…

2人が生まれた時に零くんのお母さんとこの2人を結婚させましょうって約束してたのよ」


まさかのこの人と結婚ですか…

だから一緒に住むと…


「お母さん、私は、この人と結婚しないといけないの?」

「そうだよ」

「でも、晴海さん。俺まだ結婚出来る年ではないですし」

「だから、一緒に住んでもらうのよ。

婚約よ!!」


そんなに嬉しそうに言われても困るんだけど…




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