大切な君へ
[2]同居
今日は、この家からの初めての登校
学校までの距離は、いままでとあまり変わらないから、不便なところはない。
私、ちゃんと零くんの分のお弁当を作った!
いままで、お母さんに作ってもらっていたから、朝早く起きるのは大変だったけど、お母さんのありがたみを感じた。
こんなこと思ったことなんて無かったけど、離れたら、やっぱりわかるんだね。
朝は、とにかく忙しかった。
洗濯物を干したり、朝ご飯作ったり…
零くんは、なかなか起きてこなかったし…
ほっといたけど、朝ご飯は、ちゃんとテーブルの上においてきた。