大切な君へ





佳奈美~

なにすんのさ!


「ちょっと、返して!」
「よし、送信っと」

「ちょっとなにしたのさ!」

「何って、椎名くんにメール送っただけだよ?

お、帰ってきた。

んーっと、昼休みに、屋上にこいだって!」


佳奈美~!!

何かってにおくってるのさ!

しかも、呼び出されちゃったし…

「なんて、送ったのさ」
「んー?

寝癖可愛かったよ!

っておくっただけだけど?」


有り得ない…

たしかにさ、そう思ったけど…

もう、呆れました…



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