大切な君へ





何…

この沈黙…

ものすごくいずらいですけど…

呼び出したのは、そっちなんだしさ!

のんきにお弁当を食べている場合ですか?


早く食べ終わって、話をしてよ!

じゃないと、貴重な昼休みが終わっちゃうんだけど…


「おまえ、なんで、朝勝手に行った」

「…」


やはり、今日の朝のことでしたか…


「俺を起こさずに」


なんか、零くんのキャラが変わっていると思うのは、私だけですか…?

こんなに俺様だったけ?

「早く答えろよ」

「なんと言いますか…

勝手に部屋にはいるのもなぁ…

と思いまして…」

「別に入ってもいいから」

「はい…」


零くん、めちゃくちゃ怖い!

私泣いちゃいますけど…
怖いのは、嫌いなんです…




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