大切な君へ





「では、まずフルートから」


あ、佳奈美だ。

佳奈美は上手だから、絶対に合格している。


「…佳奈美さん」


あ、やっぱり佳奈美は、合格だ。

わたしも合格してればいいんだけどなぁ…


「では、次にサックス。唯さん」


あ、私?

合格だって!!

やった~!!

また、佳奈美と一緒に部活ができる!!


「唯、頑張ろうね」

「うん!!」




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