大切な君へ





このまえ、婚約者だといわれた感じではない。

もう、長く付き合っていそうなかんじ。

俺の勝手な想像だけど。

こいつは、人見知り。

しかも、極度の。

なのに、久しぶりにあった時、それから、この家に始めてきた時、こいつとは、普通に話せていた。

昔のことを、こいつの頭は忘れていても、身体が覚えていたんだろうな…

きっと…




俺は、しょうがなく、自分の口に、水と薬を含ませた。

そして、唯に近づき…


「…んっ」


口移しをした。

早く良くなって欲しいからな。

てか、こいつに始めてキスした…

まぁ、いいっか、これからたくさんするつもりでいるしな。

俺は、ぐっすりと眠っている唯の頭をやさしく撫でた…






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