大切な君へ
零くんに支えられながら、家に帰る途中、二人とも何も話さずいると
「唯、いつから調子悪い」
「…お昼」
本当は、朝ですけど、朝はちょっとやばいかなって思って…
だって、そうしたら、なんで学校に行ったって言われるだろうし…
そんなことを考えていたら、家についてしまった…
熱を測って見ると…
38℃0…
私、がんばった‼
よし、寝よ‼
「めし、なんか食うか?」
「…いらない」
もう、ご飯なんて、食べる元気がないもん…
早く寝たい…
「じゃ、薬のめ」
「寝る‼」
薬なんて、いやだし…
あんな苦いの嫌い‼
私は、駆け込むように、自分の部屋に入った。
でも、零くんは、ついてきて…
いやだよ~‼
薬なんて、飲まなくても風邪なんて治るもん‼