大切な君へ





私は、ねているふりをしている。

だって、薬のみたくない‼

意地だよ意地‼

のみたくないものは飲みたくないんだ‼


「…んっ」


なんだこりゃ…?

なんか入ってきた…?

っていうか、いま零くん、私になにした?

唇に…

ぎゃー‼‼

き、キスしたよ…

私のファーストキスがぁ…

自分でもわかるくらい、顔が赤くなってる…

もぅ、ねつが上がっちゃうじゃん‼

しかも、多分、っていうか絶対に薬のんじゃったし‼

まぁ、それはいいことかぁ?

それよりも、き、キスだよ…

なんで…?

私に薬を飲ませるためか…

解決したし…

まぁ、とりあえず寝よ…

おやすみなさ~い…






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