大切な君へ





リビングに行ってみると、男の人がいた。


「唯、ここに座りなさい」


私は、お母さんの横に座った

この人どこかであったことがあるような顔だな…

誰だっけ?


「唯、覚えてる?

昔よく遊んでた零くんだよ」

「ん?」


全く覚えてません…

零くん…?

わたしのまえにすわっている零くん

わたしのお母さんと楽しそうに話してる…

私は、その話についていけないまま…


「これからは2人、一緒に住んでもらうから」

「「は?!」」


お母さん、なにいってんの?!

この人と一緒に暮らす?!

私、人見知りなのに…




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