幻想館-眠り姫編-
お姫様は、いつものようにたくさんのとりまきに囲まれていた。



本当はただのご機嫌伺いでした。



でも、お姫様はそんな事はみじんも思っていません。



みんな、自分に対し優しい友人達と思っていたからです。



そして・・・・・・

あれだけ王様や王女様が気をつけていたに、たった一人の貴族の娘によって、お姫様は禁断の西の塔へ向かってしまったのです。



お姫様をそそのかした娘は、王様の事を良く思わない反勢力の一族の者だった。



でも何の疑いも持たないお姫様は、本当にお人好しでした。



貴族の娘は、適当な理由をつけて、侍女達を追い払いました



お姫様は以前から興味を抱いていた西の塔へと歩み始めました。


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