バスケより一番に




気付けば、前に水沢先輩と一緒に空を見たベンチに来ていた。



俺はそこに座り空を見上げた。




あっ…あの空、水沢先輩が好きそうだな…




「ハハ…。
さっきから水沢先輩の事ばっか出てくんな…」


そして俺は静かに目を閉じた…




:
:
:



「しば君…」


この声…水沢先輩…?



「小柴君、起きて」


そこには心配そうに顔を見つめる水沢先輩の姿があった



「なんで…」



「何でって…もう部活終わったんだよ」


「あっ…」


俺サボっちゃったな…


「小柴君が部活をサボるなんて、らしくないね」



本当、何やってんだ俺



「何かあったの?」


そう優しく問いかける水沢先輩






< 104 / 224 >

この作品をシェア

pagetop