バスケより一番に
「いや、今日はやる気がなかったと言うか…」
「そっか~、分かるよその気持ち。」
「水沢先輩、何でここって分かったんですか?」
「私がリフレッシュしたいんだったらここに行くから…かな?」
水沢先輩の首を見ると微かに汗が出ていた。
「心配でしたか?」
すると、口を少し噛みしめながら
「当たり前じゃん!!」
いきなり大声を出した。
俺は驚いてしまった。
「だっていきなり居なくなって…何時間経っても帰って来ないし…馬鹿!!」
「いてっ!?」
頭をいきなり殴られた。
「何かあったら私に相談してよ!!
役に立たないけど…けど…少しでも力になりたいって思ってるから」
よくそんな事サラッと言えるな…