バスケより一番に
誤解
私は今ロッカーの中に隠れています。
誰からと言うと…
「水沢先輩?
どこですかー」
霧谷君からです。
あの日以来いつも私の所へ来る様になった。
周りからも私と霧谷君が付き合ってるのかと噂になっているらしい…
「……これじゃ、小柴君に誤解されちゃうよ…」
しかも小柴君は最近私に話しかけて来なくなった。
「ハァ…どうしよ…」
「ここじゃないのか?」
どんどん霧谷君の声が近付いて来た。
……あっ、ヤバイ…
足が…
私はそのままバランスを崩してしまった。
するとロッカーの扉が開き…
「あっ、ここに居たんですね」
見つかってしまった…
「…それよりどうしたんですか、あんな音たてて?」
「いや、別に何でもないよ!!」
そんな事嘘です。
本当はバランスを崩して座ってしまい、そのままはまってしまい抜けなくなった…。