バスケより一番に
「ありがと…」
そう言ってしばらくこのままで居た。
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「……ここが小柴君の家…」
私は今小柴君の家の前に居る。
「マンションだったんだ…」
勇気を振り絞ってインターホンを押そうとしたら
――――ガチャ
いきなり扉が開いた。
「こっ、小柴君…」
「みっ…水沢先輩!?
何で…っ」
「ちょ…大丈夫!?
寝てないと駄目でしょ!!」
私はよろつく小柴君の肩に手をかけベットまで連れてった。
「すいません…水沢先輩」
「いいから今は寝てて。
ちょっとキッチン借りるね」
冷蔵庫の中を開けるとなにも無かった。
「よかったー材料買ってきといて。
風邪の時はやっぱりお粥が一番だよね」
料理はけっこう得意。
「よし、頑張りますか」