バスケより一番に
「………え?」
驚いた顔をしている小柴君。
「なっ…何で…キャーー!!」
焦った私は帰ろうとしたが、腕を掴まれベットに倒れてしまった。
「いてて…」
私は今、小柴君の上に被さった状態。
ちっ近い!!
離れようとしても抱き締められていて動けない。
「水沢先輩。
俺の事…好きなんですか?」
そんな真面目な顔しないでよ…
「………うん。
私小柴君が好きだよ。
…でも、もういいの」
「え…」
気持ち伝えられたんだからそれだけで十分。
「じゃあね。
早く良くなって」
私は小柴君の頬にキスをして、家を出た。