バスケより一番に
「いっつー…」
「何であの時いきなり帰ったりしたんですか?」
しゃがんでこちらを見つめる小柴君。
「あれは…」
「水沢先輩俺の事好きなんですよね?
俺と付き合いたいんですよね?」
何か全部見透かされてる…
「……そうだよ!!
そうだけど!!「俺も同じです」」
えっ…
「俺も水沢先輩が好きです」
嘘…
「……ほっ…本当に?」
「はい。
…水沢先輩が他の男と楽しそうに話してる所とか、泣いてる所とか、照れた所とか……全部全部俺だけに見せて欲しい」
「…///」
「なのにさっき優真と楽しそうに話してましたよね。
あとあの時のキス……」
―――――ビクッ!!
いきなり小柴君が押し倒してきた。