バスケより一番に

一日看病




そう紅く…








「ぶぇくしょんっ!!」


私の頬を。



「38・5°ね。
学校には連絡してあるから」


「ありがとお母さん」


「じゃ、仕事だから行くね。
ちゃんと寝てなさいよ」


「はぁ~い」


絶対小柴君の熱が移った…



あぁー頭がガンガンする。



「寝よ…」


そして私は目を閉じた。




:
:
:


…~~♪~♪



「……んっ…」


携帯を見てみると小柴君から電話がきてた。



「……もしもし…」


「水沢先輩大丈夫ですか?」


「大丈夫だよ。
さっきよりだいぶ楽になったし」


時計を見るともう3時だった。

本当は部活やってる時間だよね…


なのにわざわざ電話してくれるなんて嬉しいな。


「部活なのにいいの?
電話して?」


「大丈夫ですよ
だって今日部活休みましたから」



「え…」



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